私は面倒くさい女である。
だるい人間が好きではないはずなのに自らがだるいのでダブルスタンダードもいいところだと思う。
何が言いたいかというと、ドウデュースがみんなのドウデュースになっちゃってつまらないなと最近ずっと思っていた。
好きなアイドルはそれなりにメジャーになって欲しいけど同担は増えて欲しくないと平気で思ってしまうので面倒くさいでしょ。
同担が多くなきゃ供給は生まれないのにね。
なのでここんとこドウデュースのことはあまり考えなくなっていた。
もちろん勝って欲しいけどどうなんやろなとまさに半信半疑だった。
豊さんに対してもドウデュースに対しても信じてるんだけど信じてないという状態がずっと続いている。
そう思うのは今年春2戦の走りが首を捻るものだったからで、まさに私が見たかったドウデュース武豊ではなかったからだ。
この記述でもうめんどくさい。
だからそんなに重たい気持ちを抱えないようにしながら当日を迎えた。
だってほら、私肩入れした対象が右肩下がりになっちゃう性質もあるしさ。
シュガークンの怪我で私はまた痛感したのもありますし。
あと1年前のこともありましたし。
この日一日ずっと怖かったです。
去年の秋シーズンの競馬の記憶が薄いぐらいショックでしたから。
そんなマイナスな気持ちが堂々巡りだった。
日本人だからちゃんと選挙に行ってから家族も一緒だったので車で競馬場まで送ってもらう。
すごく気持ち的に余裕で、家→最寄り駅→府中本町駅→東京競馬場という道のりを私は何かに追われるように歩いてたんだなと感じました。
大レースの日なのでスマートシートは当たらず、パドックやスタンドをうろうろしながら競馬を見る。
足に限界を感じなければこれでもいいじゃんと思ったのは先週友達と言ってこういう行動をしたおかげ。
久々にパドックで生の豊さんを見ました。
最近こういう行動を怠っていたのですが、これからは出来る限りやっておこうと思いましたね。
せっかく競馬場にいるんだからもったいないことはしたくないよね。
当たり前だけど人多いなと思いながら歩いていく。
こういうときの過ごし方も次へ向けて考える点が見られた。
何事も学びだよね。
約7万人の人が集まってこれだものね、キズナのダービーの時は確か約3万人だったはずだけど、その時なんてスタンド側がどうだったんだろうと少し思う。
9レースまではスタンド側で過ごして10レースからは内馬場へ。
大レースの時の私の定位置の障害コースからの観戦。
そこからはシートに座って動かずにレースを待っていた。
スマホの電波が悪いからターフビジョンで映る限りドウデュースの様子を見る時間が多かった。
前の日にXのTLで流れてきた写真を見てからずっと思ってたけどドウデュースのビジュが良かった。
アイドルかって突っ込まれると思うけど競走馬って、誰もが目を奪われてく 君は完璧で究極のアイドル、じゃん、ある種(ただしドウデュースは馬っ気を出すけど笑)
そんなビジュの良いドウデュースはめっちゃ仕上がっているように見えた。
返し馬もスッと行われて馬の状態は良いように見えた。
あとは勝てるか否かだけだった。
枠だけを見れば良いなと思っていた。
お嬢さんことリバティアイランドとレーベンスティールは外にいったしね。
あとはもうどれだけ折り合えてどれだけ脚を溜められて直線にぶっ放せるかだけだった。
マイナスな感情はレースまでになくなっていき、最後には羽ばたけドウデュース!と祈っていた。
普通のスタートを切ったドウデュース。
そこから抑えて後方2番手に。
スタートして2コーナーの所までは外にジャスティンパレスがいて嫌だなと思ったけど、ジャスティンが前に進んだのかドウデュースが下げたのかで横に誰もいない状態になったので出来たと思いましたね。
ここで届くの?後ろ過ぎない?と思った人はまだ理解が足りていません。
前半1000メートルは59秒9。
しかし不安や心配は1ミリもなかった。
この時にはドウデュースと豊さんを信じ切っていた。
そうして4コーナーをカーブし直線へ。
ドウデュースはまだ後方。
普通だったらペースを握ったホウオウビスケッツや先団の馬たちで決着するだろう。
しかしそこからドウデュースはターボを吹かす。
見る見るうちに他馬を飲み込んでいき、楽々と先頭でゴール板を駆け抜けた。
その時の私ですか?
ドウデュース!武さん!豊さん!などと叫び、終いには不明瞭な叫びをしていましたよ。
ゴールした後は涙でビシャビシャよ。
ハンカチで涙を拭ったからアイシャドウは確実に落ちました。
それからずっと何か豊さんがアクションする度に涙が出てたまらない。
私はまた豊さんに泣かされる。
豊さんは宇宙一かっこいい。
この世で一番好きな人がかっこいいから泣けるなんてありがたいことだ。
レースが確定した後、私は豊さんのインタビューをちゃんと聞きたかったので建物の中に入ろうと立ち上がる。
そのときに私がシートを忘れるという失態を犯す(笑)
またダイソーで買えばいいけど、ごめんなさい、東京競馬場の職員さんm(__)m
そして私は馬場内の建物で豊さんのインタビューを眺める。
ここでもまだ涙が止まらない。
こうして奇怪な行動をすれば変な目に遭いません(笑)
私が今のところ変な目に遭っていないのは触れたらやばそうな女と思われてるのか、もしくは地味すぎるのか……。
豊さんは本当に嬉しそうだった。
よく推しの幸せは私の幸せ☆彡なんて言う人いるけど、私はそうは思わないのよ。
プライベートの幸せなんて知ったこっちゃない。
正しく言うなら推しの仕事上の幸せが私の幸せ。
豊さんがハッピーなら私もハッピー。
ハッピーな気持ちのままグルメフェアへ足を運ぶ。
ドウデュースが勝ったら酒を飲もうと決めていた。
16時以降はハッピーアワーで半額になってたし。
まさにハッピーアワーで私はレモンサワーを頼む。
豊さんとドウデュースに乾杯。
そして最終レースが終わっていたので私は酒片手にパドックへ。
佐々木蔵之介さんのトークショーに豊さんが来ると思ってたからね。
進行は福原さんだったので私は福原さーんと声を出した。
蔵之介さんはドウデュースの馬券を買われていた。
そして少しして豊さんのご登場。
豊さんを見ながら飲む酒が一番最高って気づいちゃった。
そして豊さんと福原さんがいたらもう即席武豊TVなのよ、ゲストが蔵之介さんなのよ。
そうしてレースを振り返り軽くトークしてスマートに帰られるユタカ様。
いつだって素敵です。
しばらくしてトークショーも終わり、酒を飲み終わり、私は幸せな気分のまま歩いて家まで帰った。
ドウデュースの強さと速さとタフさに敬意を表したい。
武豊さんのドラマチック性×ドウデュースのドラマチック性=最高という方程式が出来上がっている。
予定通りならばあと2戦。
ドウデュース武豊の最終章楽しみにしてます―――。