初めての生のメモリアル

 

ナミュールに乗ると聞いたとき、単純にびっくりした。

そこまで深くは考えなかったし、週中の情報収集も最近別界隈のこともあって気持ち的に忙しくてあまりしてなかった。

まともにメンバーを見たのは枠順が決まった時。

えっこの中じゃ実績トップじゃんとこの時新鮮に思った。

 

でもだからといって諸手を上げて期待するにはファンをやりすぎている。

思わぬ方向からの依頼が来たとき、何で??という疑問と疑念である。

今回ナミュールの場合、検疫の関係でトレセンでの調教を積めないままレースに挑むことになった。

現代競馬は10日競馬と言われる調整をすることがままあるとは思うんだけど、海外帰りのそれは果たして本当に大丈夫だろうか?という疑問があった。

あとは証拠もない陰謀論じみた疑念があり、大いに期待したわけではなかった。

あとは大いに期待すればその分絶望するしね。

好きな人に対する過小評価は心の防衛本能です。

 

結果出遅れて万事休す。

直線に入ってもジリジリって感じの入線になった。

勝ったのはテンハッピーローズというまさかの大駆け。

鞍上の津村はG1初勝利となった。

ゴールの瞬間驚きまくっちゃった。

競馬ってたまにこういうことがあるんだよね……。

テンハッピーローズはノーマークもノーマークだった。

本馬場入場の出走馬紹介の時にふと馬名が耳に入ってきて馬柱をなんとなく眺めたんだけど、まさか勝っちゃうとは。

たまにあるんですよね、映像でふと目に入った穴馬が勝っちゃうこととか。

何なんでしょうね、あの現象。

 

この日はなかやまきんに君が来場されていた。

お昼ご飯を食べながら音声で流れてくるきんに君とまりなるのトークショーを真面目に聞いてしまった。

初めてまともにきんに君のトークを聞いた気がする。

結構しっかり話されるんだなあって発見があった。

表彰式ではいつものタンクトップ姿ではなくスーツ姿のきんに君。

それだけで笑いが起きる場内に笑った。

これまで芸能人のプレゼンターやゲストにあまり興味なかったけど、人気者ってこういうときに力を発揮するんだなと思った。

 

さて時系列を逆にして書いたのは嬉しいことをあとに書いたほうが良いからである。

 

4500勝まであと1つというところまできた武豊さま。

これは生でメモリアルが見られるんじゃないかと迎えた2レース。

豊さんとウェットシーズンは先団に取り付き、余裕のある手応えで直線を迎えた。

逃げていた馬を抜かし先頭に踊り出る。

4500勝目のゴールに期待が高まる。

しかし迫ってくる馬が。

田辺とタンゴバイラリンだ。

駄目かもしれないと私は悲鳴を上げた。

しかしウェットシーズンには根性があった。

差し返してくれてアタマ差制した。

記念すべき4500勝目のゴールで2レースにも関わらず競馬場は拍手に包まれた。

その後レースが確定したら巨大なターフビジョンに4500勝の特別映像が流された。

インタビューもリアルタイムで流してくれたし、流石の特別待遇だった。

ちなみにプラカードは川田(池添は失念してたらしい、そして誰にも呼んでもらえなかったんだ……)、ターフィーくん係はルメールだった。

ターフィーショップには記念のタオルとTシャツが売られていた。

先週カウントダウンの紙が貼られていたのはこういうことだったのか。

でも私オタクしてて一番必要ないのはTシャツやタオルの類なのでパスした。

 

豊さんを好きになって今年で15年。

……書いててびっくした、15年。

そりゃ私も豊さんも年を取りますね。

というか今更だけど当時JC(ジャパンカップじゃないよ)が随分と年上の人を好きになるってなかなかやで。

ここで私の癖が決定したようなものだ。

 

閑話休題

好きになって15年、こうして現場へ通うようになって数年、前回も書いたけど、豊さんは関西が主場だし、夏は北海道だから、なかなか関東でメモリアル達成はないし、ましてやそれを生で見られるなんて、私はなんてラッキーなんでしょう。

また記憶に残る日となったのは間違いありません。

 

次回はオークス……と言いたかったところですが、ヴィクトリアマイルの後に体調を崩し本調子じゃないのでパスしました。

ダービーはお席は当たらなかったので入場券を絶対ゲットして体調も万全にして行きたいと思います。

 

それでは!